ビジョン21 21世紀の理想的なまちづくりをめざして。 愛知県土木部都市計画課 |
愛知県の沿革
21世紀の空の玄関をめざして。 中部新国際空港
新時代の国土幹線道路として。 第2東名・名神自動車道
時速500頚で主要都市を結ぶ。 リニア中央新幹線
中部圏の頭脳中枢として。 あいち学術研究開発ゾ−ン構想
21世紀の地球市民交流のために。 21世紀万国博覧会
より便利で快適な道路網を整備。 名古屋圏の自動車専用道路網
12路線の充実した鉄道網を整備。 名古屋圏の鉄道網整備基本計画(運輸政策審議会答申)
人と自然と科学が調和した未来都市づくり。 志段味ヒュ−マン・サイエンス・タウン
豊かな水と自然を生かした大規模公園。 国営木曽三川公園
近隣都市のネットワークづくり。 愛知の都市拠点整備
愛知県における近代都市計画は、大正7年(1918年)名古屋市に対して「東京市区改正条例」が準用されたことに始まります。その後、戦災復興や高度成長期の基盤整備などを通して、現在の都市を造りあげてきました。
21世紀に向けて都市化、高齢化、情報化が進む中で、人々の生活様式が変化すると、都市施設に対しても「量の充足」だけでなく「質の充実」が求められるようになってきました。
こうしたニーズに応えるため、愛知県は、人間味あふれる潤いのあるまちづくりを進めています。
名古屋の南約30Kmの伊勢湾東部海上(常滑沖)に、4,000m級滑走路を2本設置し、名古屋都心から約30分のアクセス、24時間運用可能な国際空港として、21世紀初頭の開港を目指しています。(空港の建設については、段階的な整備を検討中)
飽和状態にある東名・名神高速道路のバイパスとして、新たな国土幹線として、東京、名古屋、神戸間約450Kmを結ぶ高規格幹線道路構想です。1985年に一部共用開始した伊勢湾岸道路は、そのル−トの一部となることが見込まれています。
時速500キロの超電導磁気浮上式リニアモ−タ−カ−により東京〜名古屋〜大阪間を約1時間で結び、東海道新幹線のバイパスとして機能するとともに、多極分散型国土の形成や地球環境の保全にも役立つものと期待されています。このリニア中央新幹線の21世紀初頭の実現にむけて、現在、ル−ト決定に必要な調査や、山梨リニア実験線の建設が進められています。
各種研究機関の集積、広域交通条件、大都市への近接性などに優れた、名古屋東部丘陵地域を、学術研究開発の展開の場として位置づけ、適切な開発・整備を誘導していく構想です。
その中核となる八草地区では、2005年に万国博覧会の誘致も目指しています。
21世紀最初の万国博覧会の愛知県での2005年開催をめざし、国内外で誘致活動を展開しています。
万博は、国家事業であり、1996年春には国が博覧会国際事務局(BIE)に公式立候補し、開催地が決定します。
会場候補地は、瀬戸市南東部の丘陵地(主会場ゾ−ンは約250haを予定)。「技術・文化・交流―新しい地球創造―」のテ−マのもと、人と知恵が地球規模で交流し、自然と共有する21世紀の幕開けにふさわしい万博をめざしています。
名古屋圏が「産業技術の中枢圏域」として発展していく上で、道路は「人・物・情報」の交流基盤として圏域全体を有機的に結び付け、1つの行動圏域とする役割を担っています。
そのために、圏域内外をとりまく環状道路及び放射状道路を高規格幹線と一体的に機能をさせた自動車専用道路網を形成します。
平成4年1月に、平成20年を目標年次とした名古屋圏(名古屋駅を中心とする概ね半径40Kmの範囲)の鉄道網整備の基本計画が策定されました。
この計画では、新設路線として目標年次までに整備する路線(A路線)及び整備の推進を図る路線(B路線)12路線計121.5Km、今後整備について検討する路線(C路線)5路線等、また、複線化路線として8路線168.7Kmを整備することとしています。
名古屋市の北東部の志団味地区において、豊かな自然を生かしつつ土地区画整理事業を進める中で、良好な住宅市街地の形成を図るとともに、理工系大学や各種研究機関、先端産業等を誘致し、人と自然と科学が調和した未来都市づくりを進めています。
また、わが国初の交通システム「ガイドウェイバスシステム」が完成すると、都心方面と短時間で結ばれることとなります。
愛知、岐阜、三重の3県にまたがり、木曽川を中心として木曽三川に沿い延長のべ約107Km、面積約10,000haにおよぶ大規模公園を国営公園として整備する構想です。
名古屋の大都市機能の強化とともに、その周辺に展開する中核都市の高次都市機能を整備するため、名古屋の都心域及び副次拠点域の整備とともに、豊橋、岡崎、一宮、豊田などの都心整備、稲沢駅周辺新都心拠点整備などを進めています。