故平子彰さんの霊前に、謹んでお別れの言葉を申し上げます。
思い起こせば1995年春、「味噌煮込みマガジン」編集メンバーの第1回の顔合わせが行われてからもう7年が過ぎました。
数ある企画案が出た中で、平子さんは同年5月に亡くなられたお母さまの写真集で綴った「千枝物語」を発表されました。病院のベッドの上で生涯を終えられたお母さまの写真を含むこの企画は、一躍センセーショナルな感動を呼び、マスコミにも取り上げられ、「味噌煮込みマガジン」の名を一挙に広める力となったと確信しています。
新しいものが大好きで、一個人であろうと、巨大なコングロマリッドと対等に自己主張・自己表現をされた平子さん。あなたなしには「味噌煮込みマガジン」の名はこんなに広められませんでした。
残された私たちに、この名を維持し続けられるかどうか、自信がありませんが、仲間とともになんとか頑張ることを、ここにお誓いします。
平子さん、奇しくも、昨年の今日8月3日は平子さんの愛猫「みー」ちゃんが亡くなった日です。天国で再会して、一緒に安らかな日々を過ごされることを祈っています。
平成十四年八月三日
名古屋味噌煮込みマガジン
メンバー一同 代表 熊谷 知恵子(ねぎ)
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