「サカつく」のキャラ(ドリームキャスト)
1999年夏に発売されたセガ・ドリームキャストのサッカーチーム経営シミュレーションゲーム「Jリーグプロサッカークラブチームを作ろう」は、自分が経営するJ2チームを設定できる。架空の15チーム名の候補から選ぶのだが、なんと「フリューゲルス」が用意されている。解説にも「フリューゲルスは、ドイツ語の翼のことです」とあり、「横浜フリューゲルス」と同じである。チームのマスコットも、初期設定で組み合わせられているのは鳥のキャラクターで、とび丸のイメージもあり、用意されているマスコット候補の中では唯一の鳥類である。
マスコットキャラの特徴
この鳥のマスコットキャラは、ブルーの色と頭の補助翼と腕と一体化した翼が、とび丸の面影をほうふつとさせるようだ。また、長いしっぽはジュビロくん(サンコウチョウ/三光鳥)、赤い羽根先はパーサくん(サンガの鳳凰)、くちばしはマリノスくん(マリノスのカモメ)のようでもある。いろいろなキャラをミックスして、イメージをオーバーラップさせ、多くのファンのニーズに応えるように苦心したことがしのばれる。なお、この他に、ゲームのマスコットキャラは以下のような候補から選べる。実在のキャラと考え合わせてみると面白さも倍加するようだ。
ハチ、中世騎士(ガンバボーイ?)、悪魔、ネコ、ライオン、白ネズミ、カマキリ、サメ、ウシ、クジラ(グランパスくん?)
スタジアム宝箱のニセとび丸
くじ引きスタイルの駄菓子。30円で好きな場所を破ると、中から菓子が現れる。パッケージ表面には1992年にJリーグがスタートした時の10チームのマスコットキャラクターらしき怪しいイラストが描かれている。中でも、とび丸は比較的オリジナルに似ているが、鼻先がグリーンで、服装がレッド(元はブルー)など、やはりヘンである。著作権に引っかからないように苦心したのだろうが、おまぬけな感じで情けない〜。他チームのキャラをイメージさせるイラストも一生懸命にニセモノっぽく表現されているのが、とても愉快だ。