宗春爛漫

大須観音境内に平成10年3月に完成。最新のからくりである。 忍と慈を尊び、幕府の倹約令に反して芸能や消費を奨励してまちに活気をもたらし、 芸どころ名古屋の礎をつくったことで人気急上昇の徳川宗春がモチーフ。 エピソー ドとして伝わっているように、牛に乗り長いキセルをゆらしながら登場。 遊び人ら しく派手な衣装に、茶髪のちょんまげ、顔にもメイク?。 演目は音声対応で、山車 からくりは「唐子」か「浦島」か、どちらがよいかリクエストに応えてくれる。 か らくり山車のミニチュア、花魁、金シャチの屋根渡りなども登場し、華やかで楽し い。 人形は名古屋の人形作家・夢童由里子の作で、現代感覚あふれる装い。


[場所]名古屋市中区大須(大須観音境内東)
[上演時刻]11:00,13:00,15:00,17:00
[完成時期]1998年3月20日


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Copyright Misonikomi Magazine 1998/ Tikuwabu by Kunihiro Wakita