司馬専太郎エッセイ23
ギターコンテストからドーム観戦へ
■ミューズ音楽館への手紙〜豪雨の緊急避難はナゴヤドーム
拝啓: ミューズ音楽館の皆様へ! 今回「福田進一公開レッスン」には、出席させていただきます。 ギターは持参でなくてよろしいでしょうか?
前回の、飲み会プラス弾き会(ワインパーティー)には出席のお返事を出していたにも関わらず、無断欠席してしまいまことに申し訳ありません。実は当日、ちゃんと出発したのです。 もちろん前回ミューズにて購入したヤマハのギター持参で。JR中央線にて、最寄り駅の大曽根で下車。
ところが 、こともあろうことに、ミューズ音楽館の場所が分からなくなってしまい、市バスのバス停付近を うろうろしていたところ、にわかに暗雲立ち込め、稲妻と雷鳴と大粒の雨が落ちてきました。 見る 見る間にバケツをひっくり返したような豪雨に襲われました。傘を持っていなかったので、 とりあえず緊急避難とばかり、ちょうどやって来たバスに飛び乗り、買ったばかりの高級ギターが濡れるのを乗車により危うく免れました。
あわてて飛び乗ったバスは、ナゴヤドーム行きの無料シャトルバスだったのです。バスはまもなく ドーム球場へと到着。野球も大好きなので、それならば、雨が降り止むまでと、ちょうど開催中のセパ交流戦・中日ー西武戦を観戦しようと、チケットを買い求めるため窓口に行きましたが、すでに、前売りの段階で完売とのことで、閉まっており、当然ながら当日券は全部売り切れとのことでした。しかたなく人助けとばかり、お腰の曲がった人の良さそうなお年寄りのダフ屋から、一万円にて内野席を一枚購入し観戦することにしました。
中日の先発投手はエース川上、西武の投手は、パリーグ・ハーラーダービートップの西口でした。かつて暮らした、アメリカ・シアトルのセーフコ球場でのシアトルマリナーズ観戦で、はやっていたポプコーンと野球のグローブを抱えて観戦するスタイルを思い出しながら内野席に着きました。お隣は中年の男性でしたが、これがガチガチの中日ファンらしく、さも中日の星野仙一前監督のように大声で各バッターへ打撃の指示を出していました。私はやはりこのように応援すべきだと、感心することしきりでした。
しかし中日ファンの応援もむなしく、先発投手川上は3回に、味方のエラーも絡み、2点を先行されてしまいました。中日の各バッターは、西口の鋭い直球と鋭角のスライダーに手も足も出ずに、5回まで2安打0点と完璧に押さえ込まれていました。しかし西口はその裏、中日ドラゴンズの攻撃で勝ちを意識したのか、球が上ずり始め、ランナー2、3塁から、中日の若手・森野が逆転の3点本塁打を右中間に放り込み逆転しました。 僕は思わず隣のおじさんと、抱き合いそうになるくらい興奮しました。最後は例によって、岩瀬が西武のバッターを完璧に締めて中日が3対2で勝利をおさめました。
熱戦の余韻冷めやらぬ名古屋ドームから外に出ますと、あの集中豪雨も嘘のようにすっかり上がり、さわやかな風が吹いていました。すっかりゲームに熱中して時間の経過も忘れてしまっていたのですが、ここではたと我に返り、出席するはずだったミューズ音楽館の皆様に、ご心配やご迷惑をおかけしましたことに恐縮し反省した次第です。
当日は、このような顛末のため、貴音楽館の「ワインパーティー付きアマチュアギターコンテスト」にご連絡せずに欠席いたし、ご期待の、私自身の編曲による「ギターによる、さくら変奏曲付きアルハンブラ宮殿の思い出」をお聴かせ出来なかったことをお詫びいたします。 これに懲りずに、またお誘いくださいます様お願いいたします。
なお、今までEメールを送っていただきましたメールアドレス kobayashi@shinseikai.orgは、6月をもちまして停止せさざるを得なくなりましたので、代わりに新アドレス sentaro46351@yahoo.co.jp に連絡等のお手紙お届けくださいます様、お願いいたします。 敬具