司馬専太郎エッセイ24
愛弟子の花嫁姿


■ギターマンドリンクラブ「ミニヨン」への手紙
ミニヨンの皆様、あしたの丘コンサートにご出演いただき 感謝しています。団員の一人として、 参加できなかったことが残念ですが、 ご報告を聞いて安心致しました。
私こと、あしたの丘で調弦の後、後輩の結婚式の出席のためヒルトンに直行しました。ご両人ともお人形の如く美しいカップルでした。 花嫁は、小さい頃に父親を亡くされ、母親一人で、大学まで行かせてもらった30台前半の女医さんです。 また、花婿さんは年齢は2つ下の薬剤師さんで歯医者さんだそうです。
花嫁さんは、私が名城病院で腎臓科の部長していた時分、藤田保健衛生大学医学部卒業後に、中京病院で2年研修、経て名城病院に赴任。私が、中京病院の春山部長より引き続き花嫁の教育係をつとめ、腎臓病学、糖尿病学、透析医療、およびオプションとして医学英語(これは特に力を入れましたが)などを基礎中の基礎から、手取り足取り(女医さんですからあまり、過ぎますとなんとかハラスメントになります)教えた後輩の晴れ姿を見て、大感激してしまいました。
それやこれやで、スピーチの前にすでに自身涙ぐんでおりましたが、シャンペンのドンペリとドイツビールも手伝い、指導医としては、あるいは父親代わりとして、自分の娘(27歳)の事と重ねあわせとなってしまい「うるうる目」の状態でしたが、「えー・・・・本日はあいにくの土砂降りですが、雨降って地固まると昔から申します。・・・・」とかなんとか、スピーチをまとめることが出来ました。
私事ですが、"将来のわが娘の結婚式"にてなどは、絶対泣くまいと思っております。 娘の結婚相手は基本的には娘の自由選択を認めていますが、だいぶ以前は「つまらん男には娘は絶対渡せない!」=つまり絶対お嫁にやらない!、、、から、最近では一転して、「どなたか、だれでもいいから(もちろん医者でなくてもいい)もらっていただける方いませんか?など宣伝しなくてはいけないかなわが娘には、きっとデズニー漫画「白雪姫」の王子様の様な方がお迎えにくるに違いないとの思いで楽天的に構えています。
結婚式のお料理を楽しんだり、お隣の方々と談笑したりしていました。私の役割はスピーチのみで、あとはリラックスしておれば良かったのですが、かわいい後輩のためにひとつ、一肌ぬいで差し上げようとばかり思い、司会者の方に申し出て、キャンドルサービス中のバックグラウンドミュージックとして、ギターを弾かせてもらうように頼みました。曲目は、小林の十八番(おはこ)の「アルハンブラ宮殿の思い出」や「白い恋人たち」、「カーペンターズ、トップオブザワールド」でした。 マイクを通ずる演奏音楽は、どのように聴こえたかは、さだかでは無かったのですが、皆シーンと耳を傾けていただけた様な気がして、内心ホッとしました。
また、 司会者の方には、"なお、バックグラウンドミュージックは、 お医者様のお仕事の傍ら、ギターのプロとしてもご活躍中でらっしゃる"名城病院の 元腎臓科部長小林千太郎先生でした。と、紹介され、いささか照れた次第です。 でもギターは習っておくべきものと、(独習では限界です) と感じた次第です。

 

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