低血糖と食後高血糖について


患者さんから、低血糖と食後高血糖についての問い合わせがありましたので、とりあえず「低血糖その傾向と対策」について、ここに情報ページを作成しました。みなさんの体験や情報を集めて、これから充実させていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

ア)低血糖になったときの対処方法について
a,グルカゴン注
グルカゴン・ノボ注は,液体で,バイアルに入っていますので,注射器と針が要ります。(ペンタイプの簡便な注射は探してみます。)緊急時で使用するときはもちろん他人でもできますが,たぶん消毒(これも緊急時ですからしないときも)とか,注射器がないとか,薬液吸引の方法に手間取るとかで,逡巡し,結局救急車になるケースがほとんどです。
低血糖は,程度の差はあれ突然くるのが普通ですが,前兆をつかまえて,ブドウ糖を服用し,つぎに念のため補食をすぐに行えば遷延化,意識不明は防げます。
重症低血糖は,低血糖を感じても,カロリーが補給できないシチュエーションにあるときに生じます。
例えば,
1)通勤電車の中で食べると変に思われる。
2)ガリクソンのように野球の登板中に襲ってくる。
3)会社の会議で,食べるのを我慢してしまう。
4)インシュリン注射したのち食べずに長電話した。
5)検査などで絶食を強いられた時
など,思わぬところにひそんでいます。
低血糖は,発症は突然で,回復は長く(30分ー2時間ほど)かかるものと心得て,ブドウ糖だけにたよらず補食を常に用意(チョコやビスケットなど)し,一時的高血糖をおそれずに対処してください。

イ)食後高血糖の心得について
食後高血糖(個人差あり,1時間値で血糖値は250ー300以上ぐらいか)はもちろんだいじですが,一時的に観察された場合は参考にするだけで、すぐに対処しないのが原則です。
すなわち反省材料にはなっても,即治療しますと次の食事時の血糖とインシュリン量を決めるのに複雑化します。
ですから,この時は少し運動するとか,間食を控えるとかしたほうが良いとおもいます。
食後高血糖が1ー2週間続く時は,インシュリンや食事量の再考をします。
しかしながら,あまり頻回の食後測定は,精神衛生上避けたほうが良いとも感じます。
以上御参考になれば幸いです。

 



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