百武彗星

話題の彗星を見に野辺山までいってきました。
が、しかし、空は曇り・・・

私は東京都調布市に済んでいるのですが、そこから(天文観測のメッカ)野辺山 までは中央高速をとばして170Kmほど離れています。

月曜の夜は東京は曇っていたのですが、野辺山方面は晴れており、彗星がとても 良く見えたという、某横浜方面からの情報によりはりきって出かけたのです が・・・

行けども行けども空は曇り。 きっと晴れる、きっと晴れるとマントラを唱えながら運転していたのですが、 神は私を見放したのか・・・(とっくに見放されているという噂もある)

途中のラジオでは、今日は九州をのぞいて日本全国良く晴れており、東京でも 彗星が見えていますなどと放送していたのですが・・・

日本全国、晴れてはいないぞ。!
私の向かう、野辺山(清里、山梨方面)は曇っている!

夜中をすぎて野辺山駅の手前までつく。
脇道へそれて、車を降りる。氷点下1度。しかし、空は曇ったまま。 彗星はおろか、星一つ見えない。

このまま朝まで、晴れることを期待して待つか。晴れを探して移動するか。

決断の早い私は一瞬にして東京へ引き返すことを決断。 タッチアンドゴーで再び東京へ。 次なる目的地は、埼玉県の秩父の手前を越生の方へ向かった顔振峠。 ここも天文観測の有名なところ。

八王子で中央高速をおり、青梅から秩父へと向かう。 夜中をすぎて、しだいに山奥へとはいっていくが、すれ違う車の多いこと。 みんな彗星を見に行った車なのだろうか。

峠についたのは、朝の2時すぎ。なんと見晴らし台には10台以上の車が 並び、みんなで彗星を見上げている。 時間が早かったら、彗星見物の車で渋滞していたかもしれない。

幸いにして空は晴れ。川越だろうか、市街地の明かりがきれいに見える。 空を見上げても、晴れてはいるが最初はしばらく彗星が見えなかった。 しかし、ほどなく目が慣れてくると、ようやくみえはじめた。

なるほど。あれが百武彗星か!

昔、ハレー彗星も見に清里まで行ったけれど、それよりもはるかに大きく見える。 カメラを取り出し、すかさずゲット!

残念ながら、彗星の仰角が高すぎて、地上の風景まで入れられなかった。 うーむ、いまいち。

ま、とりあえず、見えたから満足をする。 一生に一度のことかもしれないのだから。明日は雨のようだし....


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