安孫子の撮影日記

蘇我梅林にて

2月11日。小田原へ梅の撮影に行く。横浜GULF倶楽部の写真 好きのメンバーと一緒である。私は小田原での梅の撮影というのは、 小田原城の周辺で撮影するのかと思っていたのだが、小田原の梅という のは、国府津から御殿場線で一駅、下蘇我の蘇我梅林のことであった。 小田原城周辺の方が、梅は少ないのだそうだ。


撮影機材は、NikonのF90Xs。レンズは28-80mm、60mmMicroと 105mmMicro、それにNikonの「おもしろレンズ工房」から90mmのふわっと SOFTと、20mmのぎょぎょっと魚眼を持っていく。 当日はまだ梅も咲き始めたばかり。関東近郊では熱海と並んで開花の 早い蘇我梅林であるが、今年は遅れているようだ。しかし天気は良く、 富士山もきれいに見える。例年2月の富士山は真っ白に染まっているの だが、今年は黒いすじがたくさん見える。小雨の影響なのだろう、富士 山も雪が少ないのだ。2月にこれだけ雪がない富士山は、滅多にあるまい。




晴天の梅の撮影は、なかなか難しい。通常は見上げるアングルが多く なるが、半端に空が入ると絵にならない。順光ではフラットになってし まう。晴天に満開の梅はきれいなのだが、作画しようとするとかなり頭を 悩ますことになる(甘酒を飲むには、絶好の日和だったのだが(^^))。 この日はフジクロームのVELVIA、SENSIA、RIALAをそれぞれ2本づつ。 計6本撮影したが、かなり頭を悩ました。レンズをとっかえひっかえして いたら参加メンバーから「1コマづつレンズを変えている」などと冷やか されてしまったが、それだけ悩みながらの撮影であった。




掲載した原稿は、VELVIA、SENSIAからのもので、NikonのLSー1000で スキャンし、PhotoShop3.0Jで画像を調整し、DaisyArt95で256色に 減色。それを再びPhotoShop3.0JでGIFに変換した物である。同じ パソコンで処理しているのだが、PhotoShop3.0JとDaisyArt95では、 かなり画質が違って見える。DaisyArt95の方が、ずっときれいに見える のだ。画像の表示に、独自のロジックを持っているのだろう。 INTER-NETでも、ブラウザによって画像の表示がだいぶ違うのかも しれないと思う。ブラウザは、ペイントソフトではないからそれほどの 差はないのかもしれないが・・・


写真は、本当は640*480くらいのサイズにしてお見せした いのだが、INTERNETではさすがに重たい。INTERNETで見せる画像 という物は、まだまだ研究して行かなくてはいけないと、感じている。