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オイルについて



ハーブから抽出したオイルは、いろいろな用途に用いられています。近年注目を集めている「アロマテラピー」もそのひとつです。

アロマテラピー用として販売されているオイルには大きく分けて3種類に分類することができます。日本では、きちんとした診療士がまだまだ少なく、オイルの使用方法を正確に説明できる販売店も多くはありません。専門的な書籍も外国語のものが多く、独学で勉強するのも一苦労のようです。

また、アロマテラピーの効果は人それぞれで、敏感な人には刺激が強すぎて体調を崩すこともありますので充分注意しておこなってください。特に2歳以下の幼児や妊産婦にはマッサージなど、直接肌に触れる方法は用いないでください。

オイルの分類

芳香剤を添加したもの
芳香用オイルランプやポプリ用オイルとして販売されているものです。芳香を強くするために科学薬品が添加されていますので直接肌につけたりしないようにしてください。

100%天然原料のもの
「オイル」という表記と「エッセンス」という表記が混在しているようですので注意が必要です。「エッセンシャル・オイル」とは100%天然原料のものを意味します。アロマテラピー用にはできればこちらを用いてください。オイルランプ用と比べると芳香が若干弱く感じますが、お風呂に入れたり肌に付けてマッサージ用にしたりしても大丈夫と言われています。(過敏肌の場合はダメ)また「100%天然」と「ピュア」は同じ意味ではありません。

精油は希釈(薄めて)使用するものであることを忘れないでください。

飲用することが出来るもの(?)
ハーブティーが代表的なものですが「エッセンス」として紅茶に1滴たらすと効果があるとされているものもあります。食品衛生法に基づく表示が必要になるはずですので、購入時に忘れずに表示があるかどうかを確認してください。

オイルの抽出方法

水蒸気蒸留法(蒸留法)
熱に影響されない花を中心に、植物のその他の部位からエッセンシャルオイルを抽出する際に最も一般的に用いられる方法。ハーブに水蒸気を当てて成分を気化上昇させ、その蒸気体を集めて冷却し、液体を得る方法。液体の上澄みが比重の軽い「精油」となる。残りの水溶液は「フローラルウォーター」「ハイドロラット」として化粧水として利用される。

圧搾法
柑橘系のエッセンシャルオイルを作る方法で、果皮を手や器具で押し潰してエッセンシャルオイルを絞り出す方法。

溶剤抽出法(溶媒法)
デリケートな花からエッセンシャルオイルを製造する方法。まず花の香気をエーテルやヘキサンなどの揮発性溶剤に移行させてから、溶剤を揮発させコンクリートと呼ばれる固形物にします。それを再度アルコール溶剤で溶かして成分を移行させ、溶剤を飛ばして最終的に精油を抽出する。

オットーとアブソリュート
同じ花のオイルでも抽出法によりオットーとアブソリュートの2タイプがあります。オットーは蒸留法、アブソリュートは溶媒法。

ノート(匂い立ち)

トップノート
キャップを明けた瞬間に感じる香り。第一印象。持続時間は5〜10分

ミドルノート
トップノートの次に現れる、その香りの個性を際立たせる最も重要な部分。持続時間は3〜4時間。

ベースノート
香水でいうなら残り香にあたるもの。持続時間は半日から2・3日。


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