アロマテラピーとは、ストレス解消などに植物の「香り」を利用してリラックスさせる療法で、海外ではよく用いられているようです。日本では臨床データなど、科学的根拠に基づく成果はまだ発表されていません。日本の場合は、ストレス医療自体がこれからの分野なので今後の展開を注目する必要はあります。
"therapy" ということは「診療」行為になるので、経験を積んだ療法士の指導のもとに行うことが望ましいように思います。使用するハーブ(薬草)の性質に注意し、幼児や妊産婦には、直接肌につけたりしないこと。
また「におい」には各国固有の文化背景も影響してくるので、外国のデータが100%有効とは限りません。試行錯誤しながら自分に合ったものを見つけるようにしましょう。間違った方法を続けると、体調を崩す結果になります。
また、近年ではアロマテラピーをさらに進めた「アロマコロジー」の概念もでてきています。香りの治療から香りの生理心理学へ、直すよりも先に予防するために香りを利用するという考え方です。