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千枝は早速息子夫婦を伴ない、40年ぶりにシンガポールを訪れた。
忘れかけていたマライ語はすぐに流暢になり、中華街の住人と冗談ま
じりの会話を交わすほどだった。

元の店の付近で、住人と会話する千枝▼
 
昭和12年          平成元年