味噌へ
戻る
進む
養女の話が持ち上がったのは、千枝がまだ小学校へ入学する前の、ごく
幼い時だった。だが賑やかなことの好きな千枝は、周囲の心配をよそに
「名古屋なら毎日電車に乗れる」と、二つ返事で承知した。
▼久屋尋常小学校へ入学した千枝(上から3列、左から6番目)
大正7年