脇田久仁博の珍発明「ネクタイ傘」
2002.5.27放映の「世界まる見え!テレビ特捜部」でも紹介されました。楠田絵里子さん、東山紀之さん、北野武さんも大激賞(笑)!!

■梅雨なんて怖くない。サラリーマンに朗報!
持ち歩く必要がなく、忘れる心配もないスグレモノです。いざ雨が降ってきたら、ネクタイの裏に隠された折り畳み傘をパッと広げればOK。ネクタイは欠かせないけれど傘を持ち歩くのが面倒というサラリーマンの頼もしい味方です。
■傘を首に付けても遠目では気づかれない
水玉やストライプなど、ネクタイと傘は生地の柄がよく似ており、折り畳み傘を首に下げればネクタイに見えてしまうという心理を巧みに突いたアイデア作品?難点は、商品化の話が一向に現われないことです。
■うらばなし
番組のアイデア探しでホームページを検索して、当方のこの作品を見付けたテレビ局などから、珍発明や珍物件についての問い合わせがよくあります。特に梅雨前のシーズンには、このネクタイ傘について紹介させてもらえないかとの依頼が毎年のように舞い込みます。去年はNHKでした。
しかしマスコミの依頼というのは、たいていはアイデアの借用だけが目的で、当方の承諾さえとればOKといった身勝手なものが大半。その後のことはなしのつぶて。中には当方へ写真や資料を送るように依頼しておきながら、作品を放送したことさえ連絡がないようないいかげんな対応がほとんどでした。
今回「世界まる見えテレビ」からの電話があったときも、そんな苦い経験の積み重ねから、やはり警戒心が先だってあまり乗り気ではなかったのですが、番組で作成・使用したネクタイ傘を送って貰うことで承諾。約束を守ってくれるのかは半信半疑だったのですが、放映後にちゃんと現物と粗品(タオルとボールペン)が送られてきたので、ようやく溜飲を下げたのでした。
元々このアイデアは「通販生活」の珍発明入賞作(1993)で、折り畳み傘を首にぶら下げれば、柄が似ているのでネクタイに見えてしまうという安易な発想です。今回テレビで紹介されたものは、テレビ局が工夫を凝らしてネクタイの裏に折り畳み傘を収納するように作ってくれました。ネクタイの裏にスチロール板と傘カバーを両面テープで接着してあります。(2002.6.9)

雑誌「通販生活」の紹介記事

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