CARL ZEISS JENA 純正ズームレンズ2本


左がVARIO-PRAKTICAR 35〜70mmF2.7〜3.5.右がVARIO-PRAKTICAR 80〜200mmF4。カメラはPRAKTICA BX20s。

絞り羽根は、いずれも6枚。中間絞りでは角が鋭いギザギザの形状になる。

VARIO-PRAKTICAR 35〜70mmF2.7〜3.5 F8の状態

VARIO-PRAKTICAR 80〜200mmF4 F11の状態



VARIO-PRAKTICAR 80〜200mmF4のズーミングのカム摺動部

ズームミング機構の摺動部は、カムの溝と摺動ピンが直接触れる構造になっている。日本製ズームのような合成樹脂のリングは使用しておらず、剛性感がある。金属同士の組み合わせにもかかわらず、作動はスムーズでガタもない。たいへん精密に作られているようだ。
日本製のズームレンズの場合、このようなカム溝は金属プレートで覆われているのだが、このカールツァイスイエナ製のズームレンズはゴムリングを外すと、その下に直接カムが現われる。

前へ次へ


Copyright(C)1997-2002 Kunihiro Wakita