味噌端会議:99年6月の分

1999/6/14 20:12:01
西宮生まれ、名古屋にお住まいの"E-XN12A"さん(35歳、既婚男性)。
 味噌煮込みの卵が、出できたときすでに固まってしまっているとき悲しくありません?
 私は、名古屋の人に「みそ卵あわせご飯食」を学んだために、半熟でみそとご飯と交ぜ交ぜしなければ納得できません。大阪の梅田のうどんや(名は失念)で、その名古屋からきた支店長が教えてくれた作法です。
 それと「浩養園」のなぞについて教えていただきありがとうございました。
最後にもう一つだけ、「Sugakiya」って一体何者なんでしょうか? なぜこの辺のラーメン界を仕切っているんでしょうか? あれは一体何味の「だし」と呼べばいいんでしょうか? 大阪ではあんなに大規模なラーメン組織は成立しません。みんな「あの味」ひとつに集約していいんでしょうか? ラーメン屋は各々個性を競えばいいんじゃないでしょうか。おそるべし名古屋ファシズム! カレーに続いてラーメンまでも。
PS:私は、ラーメン&カレーチェーン規制法の県条例が、愛知県に必要だと思います。
(^_^)   卵が固くなって出てきたら、私、悲しいどころか、もう、すっごく腹が立ちます! あれは、ほとんど生で出てきたものに、汁をかけたりうどんで覆ったりして、自分好みの半熟にさせて、食べるタイミングを絶妙にはかるものなのです! すでに固くなった玉子を出すなんぞという無粋なことをするうどん屋には、金輪際、行かないほうがいいと思います。
 次、「浩養園の謎」といっても、これを見てくださっている方には何のこっちゃい?、ですよね。実は、去る11日、"E-XN12A"さんから編集部宛に以下のメールをいただきました。
『まったく判らないのは、浩養園をみんながなぜありがたがるかということです。不便だし、出してるものもそんなにおいしくないからして、浩養園のもつ、燦然たる歴史のなせる業なのかな?私としては、浩養園行きは「おやじ行きへの片道切符」な感じがしてたまんないっすけどどうなんでしょ?』
 で、編集長から以下のお返事を出したのです。
『あー若者よ。味噌煮込みマガジンは、基本的におやじ、おばさんの集まりだ。だからして「おやじ行きへの片道切符」というのは正しい。しかし補足すれば、燦然たる歴史のなせる業、というのもれっきとした事実であって、たとえば、あそこでいちばん美味いものは「みたらし」であるということを、私は子供時代に父母から言い聞かされて育った。みたらしは所詮みたらしなので、いくら頑張ってもミシュランのガイドブックには載らんが、たしかにあそこのやつは、東名のドライブインで売ってるのとは一線を画する味であると思う。なんてことをいってる私も、新装オープンして栄から送迎バスがでている浩養園には近づきがたい気がして、一度も行ってないんだけどね。まあ浩養園は、鶴舞公園に花見に出かけて雨が降った場合の避難所、というのが妥当なスタンスであるといっておこう。』
 最後の疑問「Sugakiya:すがきや」の件については、この味噌マガ内のグルメの謎をご覧ください。


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