【参考資料】プラクチカのTTL測光システムの経緯
プラクチカのTTL測光は、M42スクリューマウント(ネジ込み式レンズマウント)時代のプラクチカでは、3種類の測光方式があった。いずれも大変凝った方式だが、絞り込み測光では影響が大きいファインダー接眼窓からの逆入射光の影響を避けるための配慮と思われる。

TTL測光方式

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機種等
ペンタプリズム下のビームスプリッターで、ファインダー光の一部を分離してcds受光部へ送る。平均測光に近い。
同様な方式は、日本のキャノンFT,FTb,F-1などでも採用された。
PRAKTICA SUPER TL等
ペンタプリズム前面に設けた測光用プリズムで、ファインダー光を水平に置かれたcds受光部へ送る。中央重点測光。 PRAKTICA LTL,EE,MTL 等
ミラーの一部をハーフミラーとし、裏面に測光プリズムを配して、ミラーボックス横のcds受光部へ光を送る。セミスポット的な中央測光。測光システムがボデー内にあるので、ファインダーを交換しても測光に影響はない。VLC等のファインダー交換式カメラに採用。
同様な測光方式は、バヨネットマウントのPRAKTICA Bシリーズに継承
PRAKTICA VLC2 ,VLC3 等ファインダー交換式カメラ
(1973年〜)

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