名古屋は、江戸時代に初めて和時計が作られた歴史を持ち、からくりに関する技術や時計メーカーの蓄積も豊富です。全国に現存する山車からくりの6割が愛知県にあり、江戸時代の伝統を継承する唯一人のからくりとされる人形師、九代目・玉屋庄兵衛も活躍中。さらに名古屋は1989年の世界デザイン博を契機にデザイン都市宣言をし、街のうるおいや景観に注力。というわけで、趣向を凝らしたからくり時計が次々と誕生しています。
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[メモ]和時計とからくり
江戸末期に和蘭から伝わった時計をヒントにし、津田助佐右衛門政之が国産時計第一号を製作に成功。明治から昭和にかけて多くの時計メーカーが勃興し、名古屋は時計王国となっていた。江戸時代には多くのからくり人形師が腕を揮っており、現在も日本唯一のからくり人形師、九代目・玉屋庄兵衛が活躍中。