カメラ少年時代の愛機だった東京光学製トプコンREシリーズ一眼レフの交換レンズ、REトプコールによる作例集です。トプコールは、現在では、クラシックカメラマニアの間で評価が高いようですが、このレンズが現行商品だった時代は、その真価を認める人は多くはなかったようです。1960-70年代はカメラ雑誌のテスト記事などでも解像力重視で、中間調を省いたようなハードな描写が好まれていた時代でもあったようです。しかし現代の高画質フィルムで写してみると、立体感や質感、豊かな諧調表現、トーンの美しさ、発色の統一感など、その描写には心動かすものがあり、ふたたび惚れ直してしまったりしています。少年時代の憧憬はは、永遠の初恋のようなものでしょうか。 しかしレンズの描写は撮影条件により当然変化するものですし、コメントはあくまでも個人的な感想です。趣味の世界の事柄は、好き嫌いや思い入れ、主観などに左右されるものです。レンズ描写の印象について他の方から尋ねられても、まるで女性の好みについて云々しているようなことになりがちです。またパソコンのモニターに映る画像は、印画よりきれいに観察される傾向もあります。どうか、レンズの評価は実際に撮影して、自分の眼と感性で判断されるようお願いします。 ご意見ご感想などは、当方へ直接メールを頂戴してもお答えできません。レンズ描写の印象といった抽象的な事柄は、大浴場(トプコンクラブBBS)にて、大勢の方々と自由に意見交換をするのがベターではと思っています。よろしくお願いいたします。 なお、作例には数十年昔の写真もありますし、そのレンズの特性にふさわしいシチュエーションというわけではありません。中には、単に被写体が気に入ったのでチョイスしたといった写真もありますので、ご了解ください。作例等が未収録のレンズもかなりありますが、徐々に掲載して行くつもりです。気長にお待ちください。 (2002.6.25. 脇田久仁博 Kunihiro Wakita ) |
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