REトプコールレンズ試写室【望遠編】 RE Topcor Telephoto Lenses

作例写真
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撮影データ
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撮影レンズとカメラ

TOPCON SUPER D
RE AUTO TOPCOR 85mmF1.8
F1.8 1/1000 ISO100

とても美しく整った描写のネガを見て、開放で撮ったことを疑ってしまったほど。トーンも発色もボケ味も、すばらしいの一言に尽きる。同時に使ったコンタックスのCARL ZEISS PLANAR 85mmF1.2(限定)とは比較にならないほどシャープだった。
生産本数1千本程度の希少なレンズ。譲渡してくださったOさんに感謝。


( Ki-84 HAYATE 1/48 K.WAKITA 1972)

TOPCON RE-2
RE AUTO TOPCOR 100mmF2.8+CLOSE-UP No.0
F16 8秒 ISO 32

100mmという焦点距離は、遠近感が自然でテーブルフォトにも重宝する。純正のクローズアップレンズNo.0を併用しての接写。当然ながら最近接距離を超えた接写での解像力は多少落ちる。
その昔、模型雑誌に投稿ししていた頃のプラモデル作品のひとつ(航空ファン誌に掲載)。
当時この焦点域のマクロレンズは所有していなかったので、模型撮影によく活躍した。
ポートレートなら、質感描写やボケ、立体感など、すばらしいレンズだ。


(1963.H嬢)

TOPCON RE-2
RE AUTO TOPCOR 135mmF3.5
F4 1/250 ISO100

開放からシャープで、ボケの感じも良い。同スペックのCARL ZEISS JENA SONNAR 135mmF3.5とレンズ構成も描写もよく似ている。
少年時代に最初に買ったトプコン RE用交換レンズ。当時、カメラメーカー製の同クラスの中では最も高価だった。2段に伸びるレンズフード組み込みの凝った造り。

TOPCON RE200
RE AUTO TOPCOR N 135mmF2.8
F2.8 1/500 ISO100

RE200と同時期に発売された普及タイプのNレンズ。平凡なスペックだが、とても雰囲気の良い描写をする。解像力もあり、トーンが柔らかくてボケもきれい。スライド式レンズフード組み込み。

TOPCON RE-2
RE AUTO TOPCOR 200mmF5.6
F11 1/500 ISO400

コンパクトな完全自動絞りの望遠。このレンズが発売された1966年頃は、200ミリで完全自動絞りは珍しかった。カメラ少年時代のヒコーキ撮影の定番レンズで、当時はモノクロにYA3(オレンジ)フィルターを使い、くっきりした遠景が気に入っていた。カラーでもたいへんシャープで心地よい。開放F値がF5.6のため、スプリットイメージは使えるが、マイクロプリズムはカゲリが出る。スライド式レンズフード内蔵。

TOPCON RE-2
R TOPCOR 200mmF4
F11 1/500 ISO400

テレゾナータイプの200ミリ。第二群に張り合わせの厚いレンズが入っていることもあり、ずっしりと重い。プリセット絞り、三脚座付き。レンズフードはネジ込み式。
40年も昔のレンズとは思えないシャープさとクリアーな発色。重量がもう少し軽ければ。


■JR東海名古屋工場(名古屋市中村区)
昭和初期に国鉄・名古屋機関区の蒸気機関車基地をとして建設された。JRの各線が集中し多彩な車両が通過。整備工場や列車洗浄機なども見られ、鉄道ファンには最高のロケーションだろう。遠景は名古屋駅付近のビル街。大正時代の建築物である向野橋(こうやばし)より撮影。

TOPCON RE-2
RE AUTO TOPCOR 300mmF5.6
F11 1/500 ISO400

テレテッサータイプの300ミリ。初代Rトプコール300mmF5.6のプリセット絞り・三脚座付きを、完全自動絞りTTL開放測光のRE AUTO 仕様に改めたもので光学系は同一。スライド式レンズフード内蔵。
明るさがF5.6とコンパクトなこともあり、手持ちでも使いやすい。たいへんシャープで発色も他のレンズと統一感がある。トプコンのスプリットイメージはF5.6でもカゲリが出ないよう角度が7度になっている。トプコンRE-2の初期型はスプリットイメージなので望遠撮影に重宝している。300mmF5.6でも、ファインダー上部がわずかに暗くなる程度で、ミラー切れはない。

under preparation R TOPCOR 300mmF2.8 under preparation

はじめに 標準 広角 望遠 マクロ ズーム
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