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トプコンRE-2の歴史 バリエーション一覧
【初期型】(1965年春〜)
- 巻き上げレバーに予備角がない。
- ファインダースクリーンがスプリットイメージ+マット。
- レンズのラバーリングが縁付き。
【中期型】(1966年頃〜)
- ファインダースクリーンがマイクロプリズム+マットになった。
- ミラーメーターのスリットパターンが変更。
- レンズのラバーリングが縁無しに変更。(各交換レンズも逐次変更)
- レンズキャップも、従来の"Tokyo Kogaku
Japan"の小さな文字が浮き彫りになったシンプルなものから、 "TOPCON"のロゴをシルバープリントしたものに変更。
【後期型】(1967年頃〜)
- 露出計スイッチ横に○穴が設けられ、ON(赤)・OFF(黒)表示が明確化。
- ペンタプリズムの反射面が変更になったのか、視野が青っぽく感じる。
- ブラック仕上げが追加発売。(注文生産的仕様)
- 1970年頃まで発売されていたようだが、売れ行きは芳しくなく、生産はかなり以前に終了になっていたようだ。
【後継機 RE-200】(1976年〜)
- トプコンRE-2と同じコンセプトの後継機、トプコンRE-200が発売された。
- 露出計はミラーメーターでなく、ファインダー接眼部の左右に受光部を設けた一般的な方式。ファインダー内の定点合致は3点LED表示になった。
- 先羽根が5枚の新型コパルスクエアを搭載し、シャッターダイヤルが上部になった以外は、スペックに変化なし。
- 巻き上げレバーに指当てが付き、巻き上げ角が減少し、軽くスムーズになった。
- ファインダースクリーンは、マイクロ・スプリット+マットになった。
- 上カバーとエプロンカバーはプラスチック製。下カバーと裏蓋は金属製である。
【輸出仕様】バリエーション一覧
- トプコンRE-2のアメリカ向けは代理店名を冠したベセラートプコンD-1 (Beseler TOPCON D-1)のネーミングになっている。
- 英国向けではハニメックストプコンRE-2のネーミングもある。
- 知人が、ドイツからトプコンRE-2ブラックをゲットしたとの情報がある。
- フィルム感度がDIN表示で、金色の輸出検査シールが貼ってあるとのこと。
【個体差】
- トプコンRE-2の上下カバーのプレスの仕上がりに微妙な変化がある。とくに軍艦部ペンタプリズム下の左右エッジのシャープさはバラツキが多い。
- シャッターを切った後に、スプリングの残響が聞こえるものがある。(新品にて4台使用した経験から)
【標準レンズの変遷】
- トプコンRE-2発売と同時期に、標準レンズのRE Auto Topcor 58mmF1.8がマイナーチェンジされている。レンズナンバーの頭が1から始まっている。
- トプコンRE-2に付属した同レンズの初期ロットには、絞り作動による金属粉がレンズ内に付着する現象があり、メーカーからリコールされたことがある。
- アサヒカメラのニューフェイス診断室では、この金属粉をレンズの気泡と誤報された。いずれにせよ品質管理に問題があったようだ。
- RE Auto Topcor 58mmF1.8は、レンズ番号により写りに違いがあるとの風評もある。後玉の位置が異なるので、設計が変わっていることは確かなようだ。
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