【秘宝】トプコンRE-2ブラック TOPCON RE-2 Black

ようこそ、隠しページへ。大好きなトプコンRE-2ブラックへのラブレターです。(3/6)



トプコンRE-2の特徴
【コパルスクエアSを初めて採用】
  • シャッターメーカー製のコパルスクエアSを初めて採用した一眼レフ。
  • 発売時のアサヒカメラの新製品紹介には、コパルスクエアSシャッターは、東京光学とコパルとの共同開発と紹介されている。
  • 前後羽根を各3枚として小型軽量化され、幕速が速く、ストロボが1/125秒で同調する。
  • 幕速が速いので、当時まだ主流だったフラッシュバルブ(閃光電球)は、レンズシャッター用のM級にて全速同調できる。通常のフォーカルプレーンシャッターは、フォーカルプレーンシャッター用として発光時間の長いFP級を使用する必要があった。
  • コパルスクエアSは、速度変更軸が前面に位置するメカニズムのため、シャッターダイヤルの位置に苦労する。トプコンRE-2は、そのまま前面にダイヤルを設けている。
  • シャッターがユニット化されており、フォーカルプレーンシャッターとしては容易にボデーに組み込める。トプコンRE-2登場の数ヶ月後に、ニコマートFT/FSがコパルスクエアS搭載機種として登場。以降、各社から同シャッターを搭載した中級機種が続々と登場した。
【TTL開放測光の弟分】
  • 1963年登場の世界初のTTL開放測光一眼レフ、トプコンREスーパーのメカニズムを受け継いだもので、トプコンRE-2はTTL開放測光がリーズナブルに利用できる中級機(弟分)としてのコンセプト。
  • 露出計のファインダー視野右でメーター針を合わせる定点合致式。
  • 露出計はブリッジ回路を採用しており、スイッチOFF状態でもメーター針が定点に位置する。このため間違えないように、スイッチを入れたときだけ定点合致用の丸い指標が飛び出すユニークな仕組みになっている。
  • 通常、cds受光体を利用した露出計は、cdsは照度が低いとほとんど電流が流れないためレンズキャップをしておけばスイッチを入れっぱなしでも電池はほとんど消耗しない。これを利用して、トプコン・ユニ等では露出計スイッチを設けていない。しかし、ブリッジ回路では常時電流が流れ早期に電池が消耗するため、露出計のスイッチの切り忘れには注意したい。
【独自のファインダー光学系】
  • 意外と知られていないことだが、トプコンRE-2はファインダーの焦点面が、平凸コンデンサーレンズの平面部になっている。ほかの一眼レフはほとんどの場合、集光用フレネルレンズの裏面を焦点面(ピントグラス兼用)としているのだが、トプコンRE-2はフレネルレンズの裏面が素通しである。
  • 焦点のマット面と、フレネルレンズの間が離れているので、目ざわりなフレネルレンズの線が見えない。また、フレネルレンズのピッチが、ミリ当たり18本と当時としては非常に細かい。トーコーブライトという商標でアピールしているように、東京光学はフレネルレンズの先進メーカーだった。
  • ファインダーが明るく、像が素直で見やすいのは、このような光学系の構成のおかげかもしれない。なお、最近の一眼レフはファインダーのコンデンサーレンズを省略している場合が多い。


戻る    次へ

    3      
はじめに トプコンAM トプコンAMW トプコンMT−1 トプコンT 潜水艦用ファインダー トプコン135EE
Copyright(C) 1997-2002 Kunihiro Wakita